開山堂
かいさんどう
名詞
標準
temple hall commemorating its founding or its founder
文例 · 用例
夢窓国師が中興の開山で、開山堂に国師の像が安置してあります。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
開基は了誉上人、始祖家康の生母がここに葬られているために、寺領六百石を領して、開山堂、弁財天祠、外久蔵主稲荷、常念仏堂、経堂、無縁塚坊舎が三カ寺、所北寮が百軒、浄土宗関東十八|檀林中の随一を誇るだけあって、広大壮麗言うばかりない大伽藍です。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
即ち深川靈岸寺開山堂に葬られたと云ふ「華開生悟信女、享和二年|壬戌十二月六日」が其人である。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
――あの日、まだ黄昏にもならぬ明るい午後、開山堂の中で見たのは、どうだつた。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
この時代には肖像彫刻にも、東大寺開山堂の良辨僧正坐像のような堂々たる高雅な性格描写の傑作があり、また岡寺の義淵僧正坐像のような立ち入った写実的傾向の強い技法によるものがある。
— 高村光太郎 『本邦肖像彫刻技法の推移』 青空文庫
ことに思託は仏像を造る妙技を得て、本尊のほかに左脇士薬師の像や開山堂の鑑真像や数多くの仏菩薩などを造った。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
その頃講堂は普請中であつて、内部を参観したのは金堂と開山堂とだけで、さほど長い時間を要しなかつた。
— 和辻哲郎 『西の京の思ひ出』 青空文庫
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開山堂(かいさんどう、かいざんどう)は、仏教寺院において開山の像を祀った堂のこと。寺院の「開山」とは、当該寺院に最初に住した僧のことを指すのが通例で、寺院の創立を発願し、経済的基盤を提供した人物である「開基」とは区別される。開山や宗祖の像を安置する堂を、寺によっては祖師堂(そしどう)、御影堂(みえいどう、ごえいどう)、影堂(えいどう)などともいう。宗派や寺院によっては、祖師堂や御影堂が本尊を安置する本堂よりも規模が大きく重視されることがある。
出典: 開山堂 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0