劣敗
れっぱい
名詞
標準
defeat of the weaker
文例 · 用例
競技の進行するに従って自然に優勝者と劣敗者の二つの群が出来てくる。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
△途上、鮮人の一家族に心を惹かれた、世帯道具を背負うて移動する道中らしい、蒲団、飯釜、行李、子供、そして弱者劣敗者である彼等は私にまで挨拶した、私は彼等に対して好感よりも哀感を持つた。
— 山口 『行乞記』 青空文庫
たとへば神經質の人や、内氣で非社交的な人々や、不健康で病弱の人々や、即ち一口で言へば、生存競爭の劣敗者たる素質を持つた人々は、概して皆苦しい夢、恐ろしい夢、人から苛められるやうな夢ばかり見る。
— 萩原朔太郎 『夢』 青空文庫
私はいつでも口ごもり、ひどく誤解されて、たいてい負けて、そうして深夜ひとり寝床の中で、ああ、あの時にはこう言いかえしてやればよかった、しまった、あの時、颯っと帰って来ればよかった、しまった、と後悔ほぞを噛む思いに眠れず転輾している有様なのだから、偉いどころか、最劣敗者とでもいうようなところだ。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
然し文學的生活に對する空虚の感は、果して唯文壇の劣敗者のみの問題に過ぎないのだらうか。
— 石川啄木 『硝子窓』 青空文庫
優勝劣敗の由つて起るところ、茲に存せずんばあらざるなり。
— 北村透谷 『内部生命論』 青空文庫
資本主義文化が体現するところの、虚無思想、唯物思想の機構の中に、血も涙も無い無良心な、獣性丸出しの優勝劣敗哲学と、功利道徳の行き止まり状態を発見したに違いない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
当時の藩閥と、政党者流の行き方は、正にこの西洋流の優勝劣敗哲学、唯物一点張りの黄金崇拝式功利道徳の顕現であった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
作例 · 標準
厳しい自然界における優勝劣敗の掟を、ドキュメンタリー番組の映像が容赦なく映し出していた。
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ビジネスの世界もまた優勝劣敗であり、時代の変化に適応できない企業は容赦なく淘汰されていく。
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激しい競争社会では、弱肉強食と優勝劣敗の現実を直視しなければ生き残ることは難しい。
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