撫で回す
なでまわす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to pat (e.g. a dog)
文例 · 用例
「親分ほどの人も、たうとうあの女には口説き落されましたね」 八五郎は面白さうに顎を撫で回すのです。
— 鬼女 『錢形平次捕物控』 青空文庫
声が悪いのと、家柄が無いので、役者には向かなかったそうですね、三十五だというのに、あんな良い男は一寸ありませんね」「お前より良い男か」「飛んでもない親分」 などと、例の長んがい顎を撫で回す八五郎です。
— 腰抜け彌八 『銭形平次捕物控』 青空文庫
新らしい本のかどかどをなでまわすのと、新らしい雑誌の紙をきるのとはたまらなく、新らしい着物のしつけをとるよりうれしい。
— 宮本百合子 『芽生』 青空文庫
その博士は、目をあいているが、手さぐりであたまをなでまわす。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
「いらっしゃいませ」 茶筌頭の五十|爺、真鍮縁の丸眼鏡を額部へ掛けているのを忘れてあわててそこらをなでまわす。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
トーマスは、おずおずしながら手さぐりであたりをなでまわすと、なるほど、たくましい男の体が、はっきりと手ざわりでさぐれた。
— ハーバート・ジョージ・ウエルズ 『透明人間』 青空文庫
「ヘエ、あっしが討ち死に――とね、そんな気がしませんがね」 ガラッ八は自分の首などをなでまわすのです。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫
福音と対立して外側からなでまわすのではなく、福音の中にすっかり浸り込んで信じなさい。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、初めて会った犬を嬉しそうに撫で回していた。
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散歩から帰ってきた愛犬を、全身を撫で回して労った。
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子供がおもちゃのぬいぐるみを見つけて、夢中になって撫で回していた。
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