体良く
ていよく
副詞
標準
decently
文例 · 用例
その機が妹の結婚によつて又何台か数がふえたといふのだが、いはば妹は体良く身売りをしたのであらう。
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫
いい加減にあしらって、ていよく追い帰そうとしている時に、この、アルバムというやつが出るものだ。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
だれでも知つているとおり、源太は頼朝が秘蔵の名馬|生食を懇望したがていよく断られた。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
それから義弟にていよくにげられたので――(あたりまえの話すぎて少しもムリもないがね)――ちょッといどころがなくなり、仕方がないから「桜花かや散りじりに」若しくは「あのゆめもこのゆめも――」式にのっとり、私だけは深川の富川町か千住の涙橋の少し向こうのFという家にでも当分厄介になろうかと考えた。
— 辻潤 『だだをこねる』 青空文庫
つまりていよく私たち母子を、父と叔母との二人の生活から追ん出してしまったのである。
— 金子ふみ子 『父』 青空文庫
(お前は、俺にていよく殺される事も知らないで、にこにこ笑つてゐるンだよ……)富岡は、猛烈な食慾で、焼きそばを食べてゐるゆき子を見てゐた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
木曾は、ていよく祭り上げられた恰好で、なんとなく頷いてしまったのである。
— 蘭郁二郎 『宇宙爆撃』 青空文庫
この古今集を見ると、不思議なことには、古今集の出來た當時に生きてゐた人の歌は、たいていよくなくて、死んで久しくなつて、名さへ傳はらない人の歌、或は宮中でのお祭りに傳へられてゐた歌などが、とびぬけて勝れてゐます。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
作例 · 標準
体良く仕事を引き受け、彼は上司からの信頼を得た。
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彼女は体良く振る舞うのが得意で、誰からも好かれる。
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その店員は体良く客を誘導し、スムーズに案内した。
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