術士
じゅつし
名詞
標準
tactician
文例 · 用例
燕王は初より朝野の注目せるところとなり、且は威望材力も群を抜けるなり、又|其の終に天子たるべきを期するものも有るなり、又|私に異人術士を養い、勇士|勁卒をも蓄え居れるなり、人も疑い、己も危ぶみ、朝廷と燕と竟に両立する能わざらんとするの勢あり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
インドのゴンド人は毎村術士あり、虎を厭して害なからしめ、ゴイ族は虎殺すと直ぐその鬚を取り虎に撃たれぬ符とす(一八九五年六月『フォークロール』二〇九頁)。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
トダ人水牛を失う時は、術士|私かに石三つ拾い夜分牛舎の前に往き、祖神に虎の歯牙を縛りまた熊|豪猪等をも制せん事を祈り、かの三石を布片に裹み舎の屋裏に匿すと、水牛必ず翌日自ら還る。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
またベシシ族の術士はチンドウェー・リマウ(虎チンドウェー)という小草を磨潰し胸に塗ると虎に勝ち得るという。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
この草の葉に虎皮同様の条紋ありその条紋を擬して術士の身に描く、セマン人言う藪中に多き木蛭が人の血を吮るを引き離し小舎外で焼くと虎血の焦げる臭いを知って必ず急ぎ来る。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
ただしエリスの『古英国稗史賦品彙』二版一巻六二頁に、古ブリトン王アーサーの父アサー陣中で竜ごとき尾ある彗星を見、術士より自分が王たるべき瑞兆と聞き、二の金竜を造らせ、一をウィンチェスターの伽藍に納め、今一を毎に軍中に携えた。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
術士メルリン城よりもまず女を落すべく王に教え、王ゴーロアの偽装で入城してイゲルナを欺き会いて、その夜アーサー孕まる。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
そんなもの今もあるにや、一九一四年ボンベイ版エントホヴェンの『グジャラット民俗記』一四二頁に或る術士は符※を以て人咬みし蛇を招致し、命じて創口から毒を吸い出さしめて癒す。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
戦場を支配するのは武勇ではなく、軍師と呼ばれる術士による奇策であることも多い。
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「優れた術士は、敵が動く前にすでに勝利の形を描いているものだ」と兵法書に記されている。
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時の君主は、国を治めるための助言を得るために高名な術士を招き入れた。
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標準
sorcerer
作例 · 標準
深い霧の中から現れた不気味な術士が、古の呪文を唱え始めた。
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「死者を蘇らせるなど、禁断の秘術に手を出した術士の末路は悲惨なものだ」と老魔術師が警告した。
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王国の宮廷には、天候を操って豊作をもたらす高位の術士が仕えている。
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