虚舟
きょしゅう
名詞
標準
empty boat
文例 · 用例
浪高く小砂を転じ、忽ち捲いて忽ち落つ、之れを見て快意そゞろに生じ、身を飜して浪上にのぼれば、自から虚舟の思あり。
— 北村透谷 『客居偶録』 青空文庫
荘子に虚舟の譬がある。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
彼虚舟と同じである。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
虚舟鴨を風呂敷に包みて持て来る。
— 正岡子規 『雲の日記』 青空文庫
」しかしわたくし共の経験する所を以てすれば、虚舟と雖、触るれば必ずしも人の怒を免れない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
怒は彼|虚舟にも比すべき空白の能く激し成す所ではないからである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
我身堪笑似虚舟、漂蕩任風不暫留、横断大西洋上路、復踰赤道入南球。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
ウィキペディア
虚舟(うつろぶね)は、日本各地の民俗伝承に登場する舟である。他に「空穂船(うつぼぶね)」「うつぼ舟」とも呼ばれる。
出典: 虚舟 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0