賞用
しょうよう
名詞
標準
文例 · 用例
畑の一角をかこつて觀賞用の草花をつくるものがあり、傾斜した日あたりのいい山の手には果樹の類の植ゑられることが近年めつきりえて來た。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
(2)セノ木という学名なんというか知らぬが、巨木となり板として白色宛然クルミ材のごとく、目、甚だあらいが、堅いゆえ広縁床の間敷などの板として賞用す。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
最も賞用すべき安価食物なり。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
西洋にてはマルチエキスとて大に水飴を賞用し、砂糖の代りに牛乳へ交ぜて小児に与う。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
かつ他の貝類に比して消化良き故最も賞用せらるる。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
鑑賞用ではなく、寧、実用的のもの、即、占ひの為に植ゑたのであつた。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
昔は、花は鑑賞用のものではなく、占ひの為のものであつたのだ。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
初めは専ら謡ひ物として、後には半以上鑑賞用の作物にも、通用する名となつたのではあるまいか。
— 折口信夫 『万葉集研究』 青空文庫