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阿付

阿付
名詞
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標準
文例 · 用例
後世の史家頼山陽のごときは、「北条氏の事我れ之を云ふに忍びず」と筆を投じて憤りを示したほどであったが、当時は順逆乱れ、国民の自覚奮わず、世はおしなべて権勢と物益とに阿付し、追随しつつあった。
――予言僧日蓮―― 学生と先哲 青空文庫
ケーサルの暗殺者カシウスが地中海東部を支配していた時は彼に阿付していたが、カシウスが倒されて後はひたすらアントニウスの歓心を求め、アントニウスとオクタヴィアヌスの双方に取り入ってユダヤ王の名義を貰い出し、前三七年(三十七歳)にはエルサレムを手に入れ、以後三十四年間、都城を改修して其処に住んでいた。
野上豊一郎 処女の木とアブ・サルガ 青空文庫
そうして陳の司城たる貞子の家に宿ったことさえも、権勢に阿付する意味ではなくして宋の司馬桓※の迫害を免れるためであった、と弁解せざるを得なかったのである。
和辻哲郎 孔子 青空文庫
今はもうないかも知れないが、昔親分子分の関係が濃厚であった学部などでは、勢力のある教授に対する阿付の傾向もなくはなかった。
和辻哲郎 非名誉教授の弁 青空文庫