寝過
ねすぎ
名詞
標準
文例 · 用例
メロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。
— 太宰治 『走れメロス』 青空文庫
「すっかり寝過ごしちゃった。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
面会の時間はかなりの早朝だったから、原稿を書く仕事で夜ふかしする癖の私は、寝過さぬ要心に、徹夜して朝を待つことにした。
— 織田作之助 『面会』 青空文庫
」八「翌朝|思のほか寝過ごして、朝湯で少しはっきりして、朝飯を取ります頃は、からりと上天気。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
源氏が東の町の西の対へ行った時は、夜の風が恐ろしくて明け方まで眠れなくて、やっと睡眠したあとの寝過ごしをした玉鬘が鏡を見ている時であった。
— 野分 『源氏物語』 青空文庫
融は少し寝過ぎて、時間がおそかつたけれど、約束がしてあつたので、電車で雑煮を祝ひに、わざ/\家へ帰つた。
— 徳田秋聲 『折鞄』 青空文庫
珍しく、朝鳥の鳴く音にも気付かず寝過ごしたので、家人の一人に酷く叩かれた。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
七月廿四日今日も暑からう、すこし寝過した、昨夜の今朝で、何となく気分がすぐれない。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫