帯水
たいすい
名詞
標準
文例 · 用例
すると、その辺から携帯水が気遣われてきた。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
一も二も三も必ず特殊の能力には相違なかろうが、すでに一となり、二となり、三となった暁には、※泥帯水の陋を遺憾なく示して、本来円満の相に戻る訳には行かぬ。
— 夏目漱石 『草枕』 青空文庫
下れる世に立って、わが真を貫徹し、わが善を標榜し、わが美を提唱するの際、※泥帯水の弊をまぬがれ、勇猛精進の志を固くして、現代|下根の衆生より受くる迫害の苦痛を委却するための便法である。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫
問題の句は、繋悶豈無羅帯水、割愁還有剣鋩山といふ一聯を成せるもの。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
彼方の兵力をもってしては一衣帯水の危険とも思われた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
これこそ諸君が、二十ヵ月の月日をおくった、少年連盟島である」 この説明をきいたゴルドンは、「それではわたしたちは、チリー国と一|葦帯水の島にいたことになりますね」 といった。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
帯水襟山対夕暉、万千気象跋波磯、市人不解風流趣、漫入酒家沽酔帰。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
水面に熱帯水生植物が広がる、赤い睡蓮草をちりばめし翡翠色の海岸にての話。
— AZATHOTH 『断章 アザトース』 青空文庫