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一叢

ひとむら
名詞
1
標準
copse
文例 · 用例
ローマの大学を訪ねたとき、物理学教室の入口に竹の一叢を見付けてなつかしい想いをした。
寺田寅彦 郷土的味覚 青空文庫
田圃が湖にならぬが不思議で、どうどうと瀬になって、前途に一叢の藪が見える、それを境にしておよそ二町ばかりの間まるで川じゃ。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
紅葉火のごとく燃えて一叢の竹林を照らす。
国木田独歩 小春 青空文庫
淋しく枯れ渡った一叢の黄金色の玉蜀黍、細い蔓――その蔓はもう霜枯れていた――から奇蹟のように育ち上がった大きな真赤なパムプキン。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
袖口、八口、裳を溢れて、ちらちらと燃ゆる友染の花の紅にも、絶えず、一叢の薄雲がかかって、淑ましげに、その美を擁護するかのごとくである。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
霧の晴れたのではない、渠が飾れる宝玉の一叢の樹立の中へ、倒に同一光を敷くのであった。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
其の錦の淵に、霧を被けて尾花が縁とる、緋の毛氈を敷いた築島のやうな山の端に、もの珍しく一叢の緑の樹立。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
」七 籠の囮 倉瀬泰助は旅店を出でて、雪の下への道すがら、一叢樹立の茂りたる林の中へ行懸りぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
作例 · 標準
道端の一叢の野花が、通りがかる人々の心を癒してくれている。
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一叢の藪の中から、ガサガサと何かが動く音が聞こえた。
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あの丘の上にある一叢の木立ちが、村の境界線の目印だ。
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