弟夫婦
おとうとふうふ
名詞
標準
one's younger brother and his wife
文例 · 用例
弟夫婦は年少きまま無益の奢侈に財を費し、幾時も経ざるに貧しくなりて、兄の許に合力を乞ひに来ければ、兄は是非なく銭十万を与へけるに、それをも少時に用ひ尽してまた合力を乞ひに来りぬ。
— 幸田露伴 『印度の古話』 青空文庫
斯んな兄貴が現れたゝめに、可愛い弟夫婦の出世のさまたげになつては大変だと思つたから、何も詳しいはなしはきかずにたゞ天狗洞といふこれ/\の先輩の家があるから客となることがかなふやうにと――弟達からもをがまれたので、厭々ながらR氏のあとをついて来たまでゞあつた。
— 牧野信一 『天狗洞食客記』 青空文庫
」と、母親は帰った晩に弟夫婦やお庄の前で話した。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
弟夫婦は、葬式がすむと、じきに立って行った。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
一昨年母がなくなってからここには父と弟夫婦と妹とが暮している。
— 宮本百合子 『わが父』 青空文庫
母が亡くなり、弟夫婦が林町に住むようになった当時、父は自分の居り場所がきまらないような心持であったらしく、私に向かって幾度かお前と国府津で暮そうかと云った。
— 宮本百合子 『わが父』 青空文庫
第三、アイネは桑港を出る時に、『半島へ行って二、三日友達を訪問して来る』と弟夫婦に話している――この立場から、君は何という結論を引き出すかね」「私の観るところは、あなたの観るところと同じです。
— 牧逸馬 『土から手が』 青空文庫
ここにはシベリアから還った弟夫婦が住居しているのだった。
— 原民喜 『永遠のみどり』 青空文庫
作例 · 標準
例句