説文
せつもん
名詞
標準
文例 · 用例
以ていかに自然主義が本質的な逆説文学であったかが解るだろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
『説文』に曰く電は陰陽の激曜するなりとはちと曖昧であるが、要するに陰陽の空中電気が相合する時に発する光である。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
処で、どう間違つたか小学校の先生が褒美にくれました記事論説文例、と云ふのを二冊売つたんです、是が悪事の初めさ。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
然れども棊の果して尭の手に創造せられしや否やは明らかならず、猶博物志の老子の胡に入つて樗蒲を造り、説文の古は島曹博を作れりといふが如し、此を古伝説と云ふ可きのみ。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
「曰は、口に従う、乙の声、口気の出ずるに象る」と許慎(中国後漢の学者)の『説文解字』が説く通りである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
習うは邦語「ならう」と読んで、「ならう」は真似をすることであるが、「習は数飛也」と『説文解字』に見えているのが本義である。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
陸徳明(中国唐の儒学者)は音をサンと読んだが、曽子の名の音は唐の時から是と確定出来なかったのだから、今は『説文解字』が音をシンと読んだのに従って置くのを可とする。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
首は人の首で、人の首の向かうところを表わして行字の中に首字を置いたを『説文解字』では、乍ち行き乍ち止まるなりと解釈しているが、それはを乍ち行き乍ち止まると解釈しなくてもよい。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫