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紛う方なき

まごうかたなき異読 まがうかたなき
形容詞-語幹
1
標準
unmistakable
文例 · 用例
十年|前に比べると、顔容は著るしく窶れ果てたが、紛う方なき彼のお杉で、加之も一人の赤児を抱いていた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
ところを、大木魚の下に、ヒヤリと目に涼しい、薄色の、一目見て紛う方なき女持ちの提紙入で。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
紛う方なき葛岡です。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
紛う方なきリメイだ。
夫婦 南島譚 青空文庫
巣立の鶴の翼を傷めて、雲井の空から落ちざまに、さながら、昼顔の花に縋ったようなのは、――島田髭に結って、二つばかり年は長けたが、それだけになお女らしい影を籠め、色香を湛え、情を含んだ、……浴衣は、しかし帯さえその時のをそのままで、見紛う方なき、雲井桜の娘である。
泉鏡花 瓜の涙 青空文庫
一つにはこの増税は見紛う方なき大衆課税である。
戸坂潤 思想議会たるを知れ 青空文庫
あまり思いがけない服装をしているから分らなかったが紛う方なき秀蓮尼だった。
海野十三 鍵から抜け出した女 青空文庫
ソコで横浜に来た所が、正しく仙台人だ、捕縛しようかと云うに、紛う方なき発狂人だ、ドウにも手の着けようがない。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
作例 · 標準
蔵の奥から発見されたのは、紛う方なき戦国時代の名将が愛用した鎧であった。
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この力強く繊細な筆致は、紛う方なき亡き師匠の直筆によるものだと確信した。
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決勝ゴールを決めた彼の表情には、紛う方なき勝利の確信が満ち溢れていた。
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