土侯
どこう
名詞
標準
local ruler
文例 · 用例
土侯をおさえつけるのが司政長官で、司政長官をおさえつけるのが官房長だから、おれはさしずめキング・オブ・キングスというところさ……なんて、あられもない発揚状態なんだ。
— 久生十蘭 『蝶の絵』 青空文庫
ことに私の魂消たのはヴィルプール国の王宮なぞと言ったところで、どうせ英国人のいわゆる土侯ぐらいのものであってみれば大したものでもなかろうと高を括っていたにもかかわらず、カ氏の見せてくれた写真で驚いたことには、その荘厳華麗を極めていることであった。
— 橘外男 『ナリン殿下への回想』 青空文庫
どんなにか美しいはずのこんもりした渓間に、ゴタゴタと妙な家のこけら葺の屋根が窮屈そうに押しあっているのを見下ろして、なるほどこうしたところかと思った。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
「殺されたら可愛そうじゃせに、よそイ出て行かんように、家につないどこうかいの。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
」なるほどこういう状態では、当人は宜いが、周囲の者は畏れたろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
なるほどこういう事故が起こった以上は監督の先生にも土地の人にも全然責任がないとは言われないであろう。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
その中でも季節に関する年中行事の報道やあるいは近き未来に関する各種の予告などこういった種類のものを日々新聞で承知するという事は決して悪い事ではない。
— 寺田寅彦 『一つの思考実験』 青空文庫
杞人の憂いとはちょうどこういう取り越し苦労をさしていうものであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
作例 · 標準
その地域はかつて強力な土侯によって統治されていた。
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土侯の命令は絶対で、誰も逆らうことはできなかった。
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古い記録には、その土侯の支配と繁栄の歴史が記されている。
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