迷い子
まよいご
名詞
標準
lost child
文例 · 用例
自分独りが、こづき廻されているような、悲しい気持を慰めてもらうのには、前川氏に会うのが、一番だったが、こんな迷い子みたいな今の気持で、前川氏に会うことは、避けたいと思った。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
これは迷い子になった誇りであろうか。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
あれは迷い子の郷愁なのだろうか。
— 原民喜 『鎮魂歌』 青空文庫
僕は地上の迷い子だったのだろうか。
— 原民喜 『鎮魂歌』 青空文庫
梶が探し疲れて家へ戻って来ると、迷い子になった子供はゴム風船を持って一人ぼんやりと勝手元に立っていた。
— 横光利一 『厨房日記』 青空文庫
それから迷い子の蛇が呼ばれましたが、これもすぐ、二人の番人がおそるおそるついて出て來ましたが、小蛇はみんなの前で金網の中へいれられました。
— 林芙美子 『龜さん』 青空文庫
49「XYZ会社特製品、迷い子、文芸的映画」と書いた長方形の板。
— ――或シナリオ―― 『浅草公園』 青空文庫
が、そこにある洞窟というものが、まことに不思議な洞窟で、内へはいると縦横の小路が、ほとんど無数に出来ていて、十人が十人迷い子になって、洞窟の外へ出ることが出来ず、とうとう洞窟内で餓え死んでしまう。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
作例 · 標準
お祭りの人混みの中で親とはぐれてしまい、幼い迷い子が泣きべそをかいている。
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迷い子のアナウンスが流れると、サービスカウンターの前には不安そうな母親が立っていた。
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彼は人生の目的を見失い、まるで自分が社会の迷い子になったかのような気分だった。
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