銀盤
ぎんばん
名詞
標準
skating rink
文例 · 用例
連り亘る山々の薄墨の影の消えそうなのが、霧の中に縁を繞らす、湖は、一面の大なる銀盤である。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
いつの間に近寄って来たか給仕の老人は輪切りにした牛骨の載れる皿を銀盤で捧げて立っている。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
春のことでいっぱいたたえた水が、月の下で銀盤のようにけぶり光っていた。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
「濡れるぞ、もつとこつちへ寄り給へ、情味は薄暮れの銀盤をゆくごとしだね」 私はかう言つて彼の方に余計に洋傘をさしかけながら、雨の路面を見た。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
「無数の真珠を、銀盤の上に落すやうな音だ。
— 牧野信一 『明るく・暗く』 青空文庫
細かく小さな真珠の粒が軽く銀盤の上に転がすかのやうに、サラ/\と池の面に音がありました。
— 牧野信一 『青白き公園』 青空文庫
いずれにしても、銀盤とか玉盤とか形容するよりも、銅盤とか銅鏡とかいう方が当っているらしい。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
やがて、銀盤を竹の箆で摩擦する音のような、いわゆる呱々の声がきこえました。
— 小酒井不木 『印象』 青空文庫
標準
silver plate