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放れ

はなれ
名詞頻度ランク #40946 · 青空 0
1
標準
getting free
文例 · 用例
踏み心地のよい針葉樹の、暗い路を登るほどに、いつしか栂の純林となって、この鈍林を放れ切るまで、松葉つなぎの腐蝕土はつやを消したような光線で、うす暗くぼかされている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
もはやあなたとわたくしを継ぐとか切るとかいうせきは放れております」と女神は淡々としていった。
岡本かの子 富士 青空文庫
と同時に不思議や亀縮んでいた異性に対する本能の触手が制約の撻を放れてすくと差し延べられるのを感じた。
岡本かの子 富士 青空文庫
ひゝと嘶きて引放れていぬべき顔したり」と述べており、駒の嘶きを「ひゝ」と写している。
橋本進吉 駒のいななき 青空文庫
映画などは不良少年少女の見るものであるといったような時代放れのした気持が、いわゆる教育家や、特に真面目な中堅人士の間にいくらかでも残っている間は教育映画の時代は廻って来ないであろう。
寺田寅彦 教育映画について 青空文庫
後に小田原の町を放れ、函嶺の湯本近に一軒、茶店の娘、窶れ姿のいと美しきが、路傍の筧、前なる山凡そ三四百間遠き處に千歳久しき靈水を引いたりといふ、清らかなる樋の口に冷たき其の土を洗ふを見て、山の芋は鰻になる、此の牛蒡恁くて石清水に身を灌がば、あはれ白魚に化しやせんと、そゞろ胸に手を置きしが。
泉鏡太郎 城の石垣 青空文庫
売薬もこれで迷ったのであろうと思う内、切放れよく向を変えて右の坂をすたすたと上りはじめた。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
不気味で投出そうとするとずるずると辷って指の尖へ吸ついてぶらりと下った、その放れた指の尖から真赤な美しい血が垂々と出たから、吃驚して目の下へ指をつけてじっと見ると、今折曲げた肱の処へつるりと垂懸っているのは同形をした、幅が五分、丈が三寸ばかりの山海鼠。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
作例 · 標準
綱からの放れが早すぎて、魚を逃がしてしまった。
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矢の放れが鋭く、的に命中した。
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捕らえられた鷹の放れを、子供たちは息をのんで見守った。
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