棒頭
ぼうがしら
名詞
標準
文例 · 用例
林歌子や矢島|楫子などのお婆さんが棒頭になつて、二百余名の婦人達が飛田遊廓の取消請願をその筋に持出したのは近頃結構な事だ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
「一寸云って置く」監督が土方の棒頭のように頑丈な身体で、片足を寝床の仕切りの上にかけて、楊子で口をモグモグさせながら、時々歯にはさまったものを、トットッと飛ばして、口を切った。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
殊に朝鮮人は親方、棒頭からも、同じ仲間の土方(日本人の)からも「踏んづける」ような待遇をうけていた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
棒頭が一人走っていった。
— 小林多喜二 『人を殺す犬』 青空文庫
」 棒頭は殺気だった。
— 小林多喜二 『人を殺す犬』 青空文庫
二、三人の棒頭にピストルを渡すと、すぐ逃亡者を追いかけるように言った。
— 小林多喜二 『人を殺す犬』 青空文庫
* その暮れ方、土工夫らはいつものように、棒頭に守られながら現場から帰ってきた。
— 小林多喜二 『人を殺す犬』 青空文庫
そしてその綱の端が棒頭の乗っている馬につながれていた。
— 小林多喜二 『人を殺す犬』 青空文庫