金魚売り
きんぎょうり
名詞
標準
goldfish peddling
文例 · 用例
初蝉が鳴き金魚売りが通る。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
それにしてももう老いさらぼえた雪道を器用に拾いながら、金魚売りが天秤棒をになって、無理にも春をよび覚ますような売り声を立てる季節にはなったろう。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
金魚売りの声が表を通った。
— 国枝史郎 『銅銭会事変』 青空文庫
夏の金魚売りなぞと同じように、なくてはならぬ土地の風物化している親しさもあって、関東の農村では村々の入口に「押売りの村内立入りお断り」という高札がかかげてあるが、富山の薬売りと越後の毒消し売りは特別だ。
— 第二回 富山の薬と越後の毒消し≪富山県・新潟県の巻≫ 『安吾新日本風土記』 青空文庫
ある日のこと、あちらの横道を、金魚売りの通る呼び声が聞こえました。
— 小川未明 『水盤の王さま』 青空文庫
「兄さん、金魚売りですよ。
— 小川未明 『水盤の王さま』 青空文庫
金魚売りのおじさんは、きっと、あっちの露路へまがったのだろう。
— 小川未明 『夢のような昼と晩』 青空文庫
その下で、金魚売りのおじいさんが休んでいました。
— 小川未明 『ちょうせんぶなと美しい小箱』 青空文庫