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擾音

擾音
名詞
1
標準
文例 · 用例
身震いに似た木の葉の戦き、ぽーと尻切れの汽笛の音、無意識的な犬の遠吠、または何物とも知れぬ擾音、それらの一つがふいに何処からともなく起ってくる。
豊島与志雄 真夜中から黎明まで 青空文庫
盃に映った火影、なよやかな衣擦れの音、物に遮られた街路の擾音、凡てのものが、踊れ、踊れ、狂うまで踊れ、と囁きかけてくる。
豊島与志雄 春の幻 青空文庫
低い曇り空の下に、薄明りの中に、何処となく夜明けの擾音が伝わってきた。
豊島与志雄 反抗 青空文庫
湧き出づる音楽の絶えざる歌は、魂を満たして、外界の擾音を感じさせない。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫