暗者
くらもの
名詞
標準
prostitute
文例 · 用例
さっぱり仕事稼がなぃでのらくらもので。
— 宮沢賢治 『詩ノート』 青空文庫
兄の元太郎は至極實體で、農業に出精し、兩親へ孝行を盡し、貧しい中にもよく齊眉き、人づきあひは義理堅くて、村の譽ものなのであるが、其の次男の小助は生れついたのらくらもの。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
のらくらものの隙稼ぎに鑑札だけは受けているのが、いよいよ獲ものに困ずると、極めて内証に、森の白鷺を盗み撃する。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
ウクライナのお百姓が韃靼人に、「ちょっくらものを伺いますだが」をやったり、その韃靼人が首を振ってにやにや笑ったり――私のところへも仏蘭西語で何か訊きにきたやつがある。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
「父ちやんの馬鹿やい、のらくらもの」「生意氣言ふな」 彼は机の上の燐寸の箱を子供|目蒐けて投げつけた。
— 嘉村礒多 『崖の下』 青空文庫
書生の癖に西洋菓子なんぞ食うのはのらくらものだっておっしゃったんでしょう」「はああ、そうか。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
しかしいくらものずきでもよく訪ねてくれたと感謝する。
— 知里幸恵 『日記』 青空文庫
いくらものずきで、相手がいくらすばしつこくつても、まさか旅先でのなぐさみものになりはすまいさ」「ええ、だからよ、あたしに黙つてそんなことする必要ないと思ふわ。
— 岸田國士 『ある夫婦の歴史』 青空文庫
作例 · 標準
江戸の片隅にある潜り営業の店で、暗者として生きる女性たちの悲哀を描いた小説を読んだ。
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公認の遊郭ではない場所で客を引く暗者は、常に役人の目を気にしながら働いていた。
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彼女は借金返済のために暗者になる道を選び、暗い路地裏で静かに夜を明かした。
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標準
imposter
作例 · 標準
彼は高名な学者の弟子を騙る暗者だったが、その知識の深さに周囲は誰も疑わなかった。
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「あの男はただの暗者だ」と見抜いた老主人は、偽の鑑定書を突きつけて追い返した。
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貴族の落とし子を自称して社交界に入り込んだ暗者が、ついに詐欺罪で捕まった。
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