麦粒
むぎつぶ異読 ばくりゅう
名詞
標準
wheat grain
文例 · 用例
麦稈は青いほのおをあげてめらめらと燃え、あとには黄色な麦粒の小山が残りました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
木瓜の枝のまわりに、若芽が一ぱい子供の毛糸のシャツのようにふく/\と暖かそうにかぶさり、而もその編目の間には美しい稚児の麦粒腫のような可憐な蕾が沢山潜んでいます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それよりはむしろ、半ば黒焦げになった一握りの麦粒のほうがはるかに強く人の心を遠い昔の恐ろしい現実に引き寄せるように思われた。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
剖いて見ると好き麦粒が満ちいる。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
スーラーブは、左手で重い袋を引ぱり、樹木の根かたに置いてある箱に、なかの麦粒をしゃくい出した。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
雄鳩は麦粒を拾うことを忘れた。
— 宮本百合子 『白い翼』 青空文庫
公明なる一門と、子孫を欠きし人間は、恰かも空しく地に落ちて、地中に滅びし麦粒の如く、絶えて芽生えることもなく――打ち棄てられしその種子に、心づくもの更になし。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
至仏山の為に一旦遮断された利根川右岸の連嶺は、恰も四郎岳の上で小高の右に破風形をした柄沢山と、大高の左肩に蕎麦粒状の朝日岳とが、共に額から上を露している。
— 木暮理太郎 『秋の鬼怒沼』 青空文庫
作例 · 標準
鳥たちが地面に落ちた麦粒を啄んでいる。
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パンの生地に麦粒を混ぜ込むと、独特の食感が楽しめる。
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収穫した麦粒は、倉庫で大切に保管される。
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