金鶏
きんけい
名詞
標準
文例 · 用例
此処から中尊寺へ行く道は、参詣の順をよくするために、新たに開いた道だそうで、傾いた茅の屋根にも、路傍の地蔵尊にも、一々由緒のあるのを、車夫に聞きながら、金鶏山の頂、柳の館あとを左右に見つつ、俥は三代の豪奢の亡びたる、草の径を静に進む。
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
烏は唐の金鶏鳥、四国土佐のおながどり、あるはまためじろ、ほおじろ、うぐいすならば鳴き音が千両、つるに、ひばりに、恋慕鳥、別して大奥のお女中がたは、この恋慕鳥が大の好物でござりやす。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
神の代を空に鳴く金鶏の、翼五百里なるを一時に搏して、漲ぎる雲を下界に披く大虚の真中に、朗に浮き出す万古の雪は、末広になだれて、八州の野を圧する勢を、左右に展開しつつ、蒼茫の裡に、腰から下を埋めている。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
『括地図』にいわく、桃都山に大桃樹あり、盤屈三千里、上に金鶏あり、日照らせばすなわち鳴く。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
また文化十五年四月そこの農夫、沙金を拾わんため山を穿ちしに、岸の崩れより一双の金鶏を獲たり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『塵添樹杪に金鶏を置いた由を記す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
祇園の傘鉾にも四条西洞院のものには、傘の上に花瓶を据ゑて、自然木の松と三本の赤幣束が挿してあり、綾小路や室町のものも傘の上の金鶏が卵を踏んでゐる後に、金幣が二本立てられてゐた。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
金鶏学院安岡正篤氏の言葉は日本歴史の認識に就いて一種の暗示を与えるように見える。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
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『金鶏』 は、ニコライ・リムスキー=コルサコフ作曲のオペラである。プロローグとエピローグを伴う3幕からなり、リムスキー=コルサコフが作曲した最後のオペラ(15作目)に当たる。
出典: 金鶏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0