中肋
ちゅうろく
名詞
標準
midrib
文例 · 用例
中肋 今日の植物学者は通常葉面の中道を成す主脈すなわち Midrib を中肋といっているが、これはすこぶるマズイ言葉であるので私は日常|未だ曾てこんな語を使用した事がない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
抑もこの中肋なる語を作った人は誰かと顧みて見るとこれは東京大学教授の矢田部良吉博士であって、すなわち明治十六年発行の同氏訳『植物通解』で公にせられたものである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
元来 Rib は肋骨の事であるから Midrib をそのまま中肋と訳しても別に悪い事は無けれどもここは訳者は大いに気を利かさねばならぬ所であった。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
なぜならば元来肋骨というものは背中の脊椎骨から派れて斜めに前方の胸部に向い横出した狭長骨であってこれが一胸骨に湊ってはいれどその胸骨は肋骨では無く、つまり中肋骨というものが無いからである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
矢田部氏が中肋と訳名を提唱した以前、この Midrib がいろいろの学者によって如何に訳せられていたかを識るのも聊か興味が無いでもない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
大きな葉っぱの中肋が、くっきりと浮き上がっている。
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植物の観察では、葉脈や中肋の構造が重要だ。
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虫に食べられた葉は、中肋だけが残っていた。
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