活を求める
かつをもとめる
表現動詞-一段
標準
to try to find a way out
文例 · 用例
たぶん自分のような境遇の娘が生活を求めるには妾という道も一筋ある。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
すべての婦人作家は、婦人に人間らしいひろやかで自立した生活を求める心から、小説をかきはじめたのだと思う。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
實際の生活より、もつと完全な生活を求めるための虚構だと言ふことが出來る。
— 折口信夫 『文學に於ける虚構』 青空文庫
この、芝居に生活を求めるといふことは、戯曲がまづ文学であるといふことと、もう一つは俳優が生活人であるといふことの、この二つのことが今日の必要な問題であります。
— 岸田國士 『芝居と生活』 青空文庫
自分で哲学の体系を立てて、その体系にみずから頷いて、それに則って充実徹底せる生活を求めることができるであろうか。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
さうして彼が融合の生活を求めるに比例して、彼の生活の孤立が益※甚しくなつて行くのであつた。
— 阿部次郎 『三太郎の日記 第二』 青空文庫
そして彼れの階級に適する職業で生活が出来ない時には、ある制限の下で、他の職業に生活を求めることは許されているが、しかしこの便法に頼る時にはある種の恥辱が伴うように思われる。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
そして、単に、絹に代るモスリンの採用、靴の締金や金属ボタンに代る靴紐や蔽いボタンの採用という如き、流行の気紛れによる、これら工業の若干の破綻が、会社や教区法による労働市場の圧迫と相俟って、しばしば多数の人間をして慈善に生活を求めるの余儀なきに至らしめたことは、周知のことに属する。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
作例 · 標準
隅の数子を捨て石にすることで、取られかけていた大石の活を求める苦肉の策に出た。
国内市場が飽和し経営が限界に達する中、老舗メーカーは海外展開に死中の活を求める決断を下した。
四面楚歌の状況下にあって、将軍は敵陣のわずかな綻びを突き、全軍の活を求める突破口を探った。
繰り返される飢饉に耐えかねた人々は、慣れ親しんだ故郷を捨てて新天地へと逃れ、一族の活を求める道を選んだ。