思える
おもえる
動詞-一段頻度ランク #2655 · 青空 7114 例
標準
to seem
文例 · 用例
その力としてありそうに思える火の背梁だけは確に逞しくなっている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
まあ、魚にしたら、いきが悪くなったように思えるんだが、どうかね。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
○ジャズの麻痺、映画の麻痺、それで大概の興味は平凡なものに思える。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
流れ来り、流れ去るのだが、その交替は人間の意識の眼には留まらない程すみやかでかすかな作業のようで、いつも若干の同じ魚が、其処に遊んでいるかとも思える。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
環虫類も何だか虫の中では醜い衰亡者のように思えるし、鰻だとて、やはり時代文化に取り残されたような魚ではないか。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
かくて彼が心は人々の知らぬ間に亡び、人々は彼と朝日照り炊煙棚引き親子あり夫婦あり兄弟あり朋友あり涙ある世界に同居せりと思える間、彼はいつしか無人の島にその淋しき巣を移しここにその心を葬りたり。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
喬にはどの夜もみな一つに思える。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
しかしお前は睡らないでひとりおきているように思える。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
作例 · 標準
例句