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来漢

らいかん
名詞
1
標準
文例 · 用例
平たく云えば、如何に秀才とはいえ、中学卒業以来漢文を勉強しなかったという呉一郎が、純粋の漢文の白文で、四五尺近くも細かに書き続けてあるこの由来記を、発狂するほど深刻な程度にまでドウして読みこなし得たか……という事から疑ってかからねばならぬ。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
来漢民族は共産主義に対し、日本人のように尖鋭な対抗意識を持たない。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
来漢字の発音は支那でも上下数千年の間に少からぬ変化をして居るのであるから、現代の支那人でも、例へば唐の時代の作者が人に読んで貰ふつもりで居たやうな発音で、唐詩を読んでゐる訳ではない。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
それどころか、従来漢詩を作る人が誰でも気にして来た平仄の規則なども、場合によつては、無視して差支ないことであらう。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
来漢字は象形文字で、ローマ字や日本の仮名と全然文字の性格を異にして居り、音を耳に伝へることの外に、文字の形を眼で見て貰ふことを要求してゐる文字なのである。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
壹岐は元来漢学者の才子で局量が狭い。
福翁自伝 福翁自伝 青空文庫
土地は王公の領地ながら、清朝の末期以来漢人が続続と移住し、殊に近年になつて激増するので、借地料を徴収して其れ等の漢人に開放した土地の行政権は漢人に及ばず、その権能は支那政府に掌握せられてゐる。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
其等の蒙古人の土地は遊牧地であるが、清朝以来漢人勢力の侵入に余義なくせられて開放地とした土地は、年年に増大して、札賚特旗の領地だけでも約二十万天地(我が六百六十七方里弱)に上り、その全領地の十分の七に当つてゐる。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫