海軍中将
かいぐんちゅうじょう
名詞
標準
vice-admiral
文例 · 用例
」 と僕は、外国語学校の一学友の、海軍中将だとかいう親爺の、有名な気短か屋で怒鳴り屋だというのを思出しながら、(典獄はこの学友の親爺と言ってもいいくらいによく似ていた)そのせりふめいた怒鳴り方の可笑しさを噛み殺して答えた。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
元海軍中将であるこの筆者は、その達筆な戦記のなかにきわめて効果的に自然に「しからばこのときどうすることがよかったか。
— 宮本百合子 『ことの真実』 青空文庫
「狐」の若い主人公たちの有閑者としての境遇の変化の偶然性と、元海軍中将であった人の境遇の変化とが、偶然性の上に一致して、同時にテーマの解決ともなっているところは、この作者になじみ深い読者の注目をひかずにいない。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
かつ子といった方が相続者になったが、須磨子の母親のおいしという、七十の老女が後見人になり、縁類の某海軍中将がその管理人になった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
また海軍中将だかにまで進んだ黒岡帯刀もいた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
最高指揮官南雲海軍中将、陸軍部隊指揮官斎藤中将、海軍部隊指揮官辻村少将の写真が「サイパン全将兵、壮烈な戦死」の大見出しと並んで、更に読者の胸を打つた。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
仕立屋さんの背後の丘、つまり氷川台の方はすばらしく名家ぞろひの丘で、N男爵の一万坪以上もある別邸、A海軍中将の明るい洋風の屋敷、その隣りもS子爵の別邸、たつた三軒の家で何万坪かの面積をしめてゐた。
— 片山廣子 『豚肉 桃 りんご』 青空文庫
A海軍中将の家のことである。
— 片山廣子 『豚肉 桃 りんご』 青空文庫