偶感
ぐうかん
名詞
標準
random thoughts
文例 · 用例
車窓偶感の掻き集めに過ぎざるものぞ!
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
駒ヶ岳の麓、台ヶ原の客舎に昼餐を了りたる束の間に、禿筆を舐ぶりて偶感を記す、その文を成さざる、冀くは我が興の高きを妨ぐるなからむ。
— 小島烏水 『山を讃する文』 青空文庫
何か述べるとすれば中学校でこの本を教わった時の想い出話か、それを今日読み返してみた上での気紛れの偶感か、それ以上のことは出来るはずがない。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
この愚かな身の程をわきまえぬ一篇の偶感録もこのくらいにして差控えるべきであろう。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
若い人達が内省的な心理学をきらって、唯表面の変化丈を観察し、検定する事で、外面的心理学を樹立させようといきまくのはきっと彼等も私と同じような「木偶感」に縛されているからであろう。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
一切の形容詞を抜き去り、出来る丈動詞を多く使って日記を書き、或いは小説のようなものを書こうとする人があれば、彼も亦「木偶感」に憑かれている事が直ぐ分る筈である。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
うしろ姿は鬼、こちら向いたら仏だつた、これは或る日の行乞途上の偶感である。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
二月十六日(水曜)『女性日本人』のために、「偶感一語」をまとめる。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
「このエッセイは、日々の生活でふと湧き上がった偶感を集めたものだ。」
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「散歩中に思いついた偶感を、すぐにノートに書き留めた。」
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「彼の詩には、個人的な体験に基づく偶感が散りばめられている。」
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