逢魔が時
おうまがとき
名詞
標準
twilight (traditionally regarded as a time when accidents and disasters are frequent)
文例 · 用例
勿論この内にも、狐狸とか他の動物の仕業もあろうが、昔から言伝えの、例の逢魔が時の、九時から十一時、それに丑満つというような嫌な時刻がある、この時刻になると、何だか、人間が居る世界へ、例の別世界の連中が、時々顔を出したがる。
— 泉鏡花 『一寸怪』 青空文庫
障子の桟も見えずなり、天井は墨のごとく四隅は暗く物凄く、人の顔のみようよう仄めき、逢魔が時とぞなりにける。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
気の強いのは、おのれ、凸助……いや、鼻ぴっしゃり、芋の葉を被っているけに、衣ものの縞柄も気のせいか、逢魔が時に茫として、庄屋様の白壁に映して見ても、どれが孫やら、忰やら、小女童やら分りませぬ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
逢魔が時の薄暗がりより漸次に元気衰へつ、夜に入りて雨の降り出づるに薄ら淋しくなり増りぬ。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
逢魔が時からは朧にもあらずして解る。
— 泉鏡花 『絵本の春』 青空文庫
よく言う事だが、四辺が渺として、底冷い靄に包まれて、人影も見えず、これなりに、やがて、逢魔が時になろうとする。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
……にもかかわらず、烏が騒ぐ逢魔が時、颯と下した風も無いのに、杢若のその低い凧が、懐の糸巻をくるりと空に巻くと、キリキリと糸を張って、一ツ星に颯と外れた。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
下に大きな人大勢やよって、ちょっと立留まって覗くようにするとな、ああ、灯が点れかけの暗さが来て、逢魔が時や思うたらな、路之助はんの幟が沢山、しんなり揃う青い中から、大き大き顔が出てな。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
『逢魔が時』(おうまがどき)は、2001年8月9日にビクターインタラクティブソフトウエアから発売されたPlayStation用サウンドノベルアドベンチャーゲーム。
出典: 逢魔が時 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0