径八
けいはち
名詞
標準
文例 · 用例
荷葉|傘のごとく花は径八九寸許。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
――それは、股の着根から切断された両脚らしいものですが、殆ど全体に亙って太さが直径八、九寸近くもある、まるで丸太ン棒です。
— 大阪圭吉 『とむらい機関車』 青空文庫
即、輪の製法は「小円木を以て作る、径八寸」とありますから相当に長い枝を折り曲げたものです。
— 折口信夫 『神楽(その二)』 青空文庫
各茎は直径八センチで、十五センチ伸びた所で五本の細茎に分岐、それぞれの細茎は二十センチ伸びた所で小さい先細の触手ないし巻ひげに分岐、一本の茎から計二十五本の触手が生える。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
上の二重丸は少し小さく、直径八分ぐらいに、丸と二の字は二寸ばかり離して、二の字の足はそれぞれ五厘ほど長く描き、最後の二重丸はグッと大きく、径三分五厘ほどに描き上げたのです。
— 謎の鍵穴 『銭形平次捕物控』 青空文庫
高橋には、人々が非常に大切にしている、形も大きさも実に堂々たる一本の樟樹があり、地上十フィートの所に於る幹は、直径八フィートもある(図588)。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
車輪は径八フィート、あるいはそれ以上で、その外面の横側に、大きな竹の管が斜に取りつけてある。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
泰二君は老人の立ちさるのを待って、その場所へいき、何を書いたのかと、地面のアスファルトの上をながめましたが、そこには直径八センチほどの丸の中に、十字が書いてあって、その十字の一本の棒のはしに矢のしるしがついているのです。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫