添番
添番
名詞
標準
文例 · 用例
相馬の金さんといえば、誰も知っているほど通っていたが、本来は相馬姓ではなく、自ら相馬の子孫と称してはいたが、実は戸村なにがしという、お屋敷添番をつとめた旗本の一人ではありました。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
長男典は家を継がず江戸に出で幕府|御広敷添番衆大沼又吉なるものの養子となった。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
たまたま文化九年、文化十三年及び文政元年、同六年の『武鑑』について、大沼次右衛門の名を西丸附御広敷添番衆の中に見出したのみである。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
添番衆は極めて軽い身分である。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
大沼次右衛門は西丸御広敷添番衆を勤め高百俵を給せられ麹町三丁目に住した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
不服らしい八五郎と一緒に、富坂町の千本邸へ着いたのは最早晝過ぎ、五十石の小身ですが、御廣敷添番衆といふ、兎も角百石の役高が附いて居るので、家屋も小綺麗に寺町の林の中は、まことに別天地の感じです。
— 美女罪あり 『錢形平次捕物控』 青空文庫