取り口
とりくち
名詞
標準
technique
文例 · 用例
それが汲取り口だつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
そこで栃木山が太刀山に勝ち、大錦が太刀山に勝つたのも、その取り口をこまかく調べると、太刀山の相撲の癖を、実にまんべんなくおぼえて、その虚に乗じたものであつた。
— 斎藤茂吉 『双葉山』 青空文庫
ただ問題は汲み取り口で、便所の裏庭の土の下にツボがあるのですから、大雨が降って庭に水がたまると、それが便所にあつまる怖れがある。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
その雲行きを、笑いながら見ていた田山白雲が、やがて今や登場の一力士に近寄って耳打ちをして、腰と手を以て、取り口を指南したのを、マドロスが遠目で見て、「田山サン、ズルイ」と叫びました。
— Ocean の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
リュボーフィ・オニーシモヴナは、その手紙をすぐさまペチカの掻取り口で燃やして、余人はもとより当の縞服の婆さんにさえ口外せずに、夜っぴて神に祈りをささげた。
— TUPEJNYJ HUDOZHNIK 『かもじの美術家』 青空文庫
……加多、今井と眼と眼を見合わせながらジーッと立っていた後、黙って地図を懐中に入れ、刀の下緒を取り口に咬え、たすきをしはじめる)今井 ……(加多を見詰めてこれも身仕度をしながら)では?
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
……加多、今井と眼と眼を見合せながらジーッと立っていた後、黙って地図を懐中に入れ、刀の下緒を取り口に咬え、たすきをしはじめる。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
作例 · 標準
彼は小兵ながら、相手の懐に飛び込む鋭い取り口で白星を挙げた。
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横綱の安定した取り口には、若手力士もなすすべがなかった。
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今場所の彼の取り口を見ていると、稽古の成果がよく出ている。
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