火玉
ひだま
名詞
標準
falling star
文例 · 用例
位牌田の上で、提灯ぐらいの大きさの青い火玉がくるくる廻りながら上へあがったりさがったりしていた。
— 田中貢太郎 『位牌田』 青空文庫
白昼位牌田の上で青い火玉が舞っていたことは、その日のうちに隣村にも知れて、老人の耳へも入ったが、老人は臆病者の眼にだけ見える火玉だろうと云って気にしなかった。
— 田中貢太郎 『位牌田』 青空文庫
火鉢の中に炎が燃えあがってそれが見る見る一団の火玉となった。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
火玉はくるくると舞うて上にあがるまもなく、畳の上に雷のような音をさして落ちたので、皆胆を潰して庭へ飛びおりて逃げた。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
焔のない火玉は鬼火だと云う事を聞いていた武士は、興味半分に其の後を跟けて往った。
— 田中貢太郎 『鬼火を追う武士』 青空文庫
火玉は人間の歩く位の速度でふうわりふうわりと飛んでいた。
— 田中貢太郎 『鬼火を追う武士』 青空文庫
武士は其の時其の火玉を斬ってみたくなった。
— 田中貢太郎 『鬼火を追う武士』 青空文庫
武士は足を早めて火玉に近づいて往った。
— 田中貢太郎 『鬼火を追う武士』 青空文庫