一稼ぎ
ひとかせぎ
名詞動詞-サ変
標準
making some money
文例 · 用例
T「てっきり彼奴」 と独り言、T「朝ッぱらから一稼ぎしてやがるかも知れ無えぞ」 其辺で鉄五郎クルッと踵を反して走り去る。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
あと一稼ぎしなきゃあ、今日のおまんまに有り付けねえ」 国太郎はそう言ったが、自分の冗談が幇間の気持ちの上にどんなに響くかちょっと顔を後へ向けて魯八の顔を見る。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
庵を上げた見世物の、じゃ、じゃん、じゃんも、音を潜めただからね――橋をこっちへ、はい、あばよと、……ははは、――晩景から、また一稼ぎ、みっちりと稼げるだが、今日の飲代にさえありつけば、この上の欲はねえ。
— 泉鏡花 『山吹』 青空文庫
村出身の予備後備の軍人の年金の話で、いま一戦争あつて引出されると俺もこれでまた一稼ぎ出来るがなア、何しろ斯う不漁ぢア仕様がねえと図太い声を出したのを見るともう五十歳に近い大男であつた。
— 若山牧水 『岬の端』 青空文庫
蜂は蜂で、正午前後のぽかぽかと暖かい頃を見計らつて、「もう一稼ぎだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
むかし熊坂|長範が山で一稼ぎする積りで夜が更けて高野へ登つた事があつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
長範の腕は盗みをするだけに寸も長かつたし、納骨には打つて附の代物であつたが、山でもまだ一稼ぎしなければならぬので、一寸|出し惜みをした。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
わたしは何もこの家を目当に、うろついていたのではないのですが、ちょうどそこへ来合わせたのを幸い、一稼ぎする気を起しました。
— 芥川龍之介 『報恩記』 青空文庫
作例 · 標準
夏休みの間、アルバイトで一稼ぎしようと考えている。
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宝くじが当たったら、まずは一稼ぎして家を買いたい。
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週末にフリマアプリで不用品を売って、ちょっとした一稼ぎになった。
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