吹き出る
ふきでる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to blow out
文例 · 用例
鍛冶屋の煙突から吹き出る真赤な焔が黒い樹に映えて遠い森の上に青い月が出ている絵も欲しかったが、何となく静かなこの「森の絵」にきめた。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
そして、思はず瞬きして、眼を注いだ時、吹き出るやうに切り口を流れた血潮が助手の左手のガアゼを眞赤に染めてゐた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
吹き出る血潮は、心臓の鼓動の弱るがままに、小きざみになって行った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
もう暗くてよく判らないが、吹き出る水が、ぴちょん、にょん、にょんというように聞え、またその響きの勢いによって、全体の水が大きく廻りながら、少しずつ水嵩を増すその井戸の底に、何か一つの生々していてしかも落ちついた世界があるように、お涌には思われた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
もう暗くてよく判らないが、吹き出る水が、ぴちよん、によん、によんといふやうに聞え、またその響きの勢ひによつて、全体の水が大きく廻りながら、少しづつ水嵩を増すその井戸の底に、何か一つの生々してゐてしかも落ちついた世界があるやうに、お涌には思はれた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
二人はがたがたふるえながら出て来ますと、そこいら一面は、きれぎれになった大じゃの胴体から吹き出る血でいっぱいになっておりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
暮らしの金はどこからわいて出るんですえ」「いらぬお世話じゃねえか、縁の下に小判の吹き出る隠し井戸がねえともかぎらねえんだ。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
アーメン」 お松は、黒い血が頭のてっぺんからドクドクと吹き出るような気がした。
— 矢田津世子 『反逆』 青空文庫
作例 · 標準
地下から熱湯が吹き出ている現場を見た。
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圧力が高まりすぎたのか、配管の継ぎ目から蒸気が吹き出た。
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突然、火山のような勢いでガスが吹き出してきた。
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