志野焼
しのやき
名詞
標準
Shino ware
文例 · 用例
その釉が取りも直さず、瀬戸志野焼と称するものの釉薬と同種同様だから「瀬戸」の二字が生まれたのであると言って不当ではあるまい。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
志野焼の釉薬は、所謂瀬戸の長石と言うものだ。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
そこで、志野焼の作風というものは、古瀬戸系としておのずから定っている一種の織部風作柄であるが、唐津は全然感じを異にしているのみならず、内容が力強いように感じられる。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
殊に瀬戸唐津の茶碗と称するものは、志野焼とは似ても似つかない作行だ。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
形式で言うと瀬戸唐津と志野とは全然似つかないけれども、釉薬だけが瀬戸唐津と志野焼が偶然?
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
そこで瀬戸唐津というもの志野と同じ釉であるために釉薬だけを眺めると、それが志野焼に見える。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
遠く光悦以前、足利時代に於て生まれている志野焼の茶碗、同じく瀬戸黒の茶碗などが図らずも発見され(美濃の久々利村の牟田洞の山頂、大萱の古窯から)、それが恰も言い合わせたように、その広大な気宇に於て、決して光悦の作品の前に跪坐すべき性質のものでないということが明瞭になったということである。
— 北大路魯山人 『古器観道楽』 青空文庫
近くは美濃の久々利村の山中に志野焼の破片を見付出し、それを便りにその窯跡の探査を進め、遂に四五ヶ所の志野古窯を発見し、更に初期古織部の釉跡の発見にまで進んで、所謂古瀬戸の隠れてゐた種々相を発見した。
— 北大路魯山人 『魯山人作陶百影 序』 青空文庫
作例 · 標準
祖父が大切にしていた志野焼の茶碗は、特有の白い釉薬がぽってりと美しかった。
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美濃の工房を訪れ、志野焼特有の「緋色」が生まれる過程を興味深く見学した。
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この志野焼の銘々皿に盛ると、いつもの和菓子がより一層引き立って見える。
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