秘蔵っ子
ひぞっこ異読 ひぞうっこ
名詞
標準
favourite child
文例 · 用例
八っちゃんは婆やの御秘蔵っ子。
— 有島武郎 『碁石を呑んだ八っちゃん』 青空文庫
あなたの母様は世界で一番優しい人、あなたはその母様の秘蔵っ子であったことを、今こそ知っては居るものの、あなたはその時まだそれを知らなかった。
— 竹久夢二 『少年・春』 青空文庫
他人の秘蔵っ子をかどわかして、その親をゆすって金を取るという手は往々ある。
— 河豚太鼓 『半七捕物帳』 青空文庫
聰明で教養も深い両親の御秘蔵っ子としてのマーニャは、いつも家庭のたっぷりした情愛につつまれて幼い時代を過したけれども、小学生になる頃からは、もうポーランドという国が蒙っていた昔の露帝の圧迫のわけまえをになって、教室で意地わるい視学の問いに、苦しい答えをしなければならないような経験の裡に成長しました。
— ――彼女を不死にするものは何か、 『キュリー夫人の命の焔』 青空文庫
この時期、コンピュータ事業についに突破口を開いた秘蔵っ子を、日本電気はアメリカ市場にも問おうと考えていた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
妹は秘蔵っ子だったが、それでも仕置の時だけは別で、強情な彼女は腕を脱いたりして、小伝馬町の骨接ぎの百々瀬へ連れてゆかれた。
— 長谷川時雨 『源泉小学校』 青空文庫
山本富士子は、さすが大映の秘蔵っ子スターだけあって、Aクラスの女優になる素質を充分に持っている。
— ―泥棒しても儲ければよいは困る※― 『映画界・小言幸兵衛』 青空文庫
末弟の輝夫は静雄と反対で、母親にばかりくっついている秘蔵っ子だった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は社長の秘蔵っ子として、特別扱いを受けていた。
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そのチームの若いエースは、監督の秘蔵っ子だ。
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彼は家族の中で、いつも秘蔵っ子として可愛がられていた。
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