述体
じゅったい
名詞
標準
文例 · 用例
即ち、現実的な描写法と象徴的な表現法とを併用したし、また、出来る限り短く書いた結果、筋書的な乾燥を恐れて、話述体の文章にした。
— 豊島与志雄 『小説集「聖女人像」後記』 青空文庫
そして、圧縮された作品であるために、普通の記述体の文章では、単に筋書みたいな感じになりはしないかを恐れて、話述体の文章を用い、それによって余裕と潤いとを持たせたいと意図した。
— 豊島与志雄 『小説集「白蛾」後記』 青空文庫
――現実的描写と象徴的表現とがどの程度まで綯り合せられるものか、また話述体の文章がどの程度の効果を持ち得るものか、それは識者の批判に俟つとして、私としては一種の習作に過ぎないのである。
— 豊島与志雄 『小説集「白蛾」後記』 青空文庫
この篇は比較的ディスカッションは少なく、寧ろ普通の叙述体に近い。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
以下、開運日輪抄の中のはなしを、柾木孫平治氏の口述体を取って、しかし文章はわたくしのものに直し、意訳的にぼつぼつ書いて行ってみる。
— 吉川英治 『茶漬三略』 青空文庫