赤縞
あかしま
名詞
標準
文例 · 用例
絣の単物に、メリンスの赤縞の西洋前掛けである。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
赤縞のワイシャツなどを着て、妙に気取っている。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
そのまっくろな林のなかから狐が赤縞の運動ズボンをはいて飛び出して来ていきなり獅子の前をかけぬけようとしました。
— 宮沢賢治 『月夜のけだもの』 青空文庫
生々しい膝節を出してスカートのような赤縞のケウトを腰につけたスコットランド服の美貌の門番が銀盆の上に沢山の「平凡」を運んで来た。
— 岡本かの子 『バットクラス』 青空文庫
」 家宅捜索の日に、自分を刎ね飛ばして、穴蔵から、赤縞双子の解皮が一反、黒繻子の帯も、之も解き放した片側が一本出てきたとき、あの親様のおつか様が恐しい目をして私を睨んだ。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
絣の單物に、メレンスの赤縞の西洋前掛である。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
赤縞の、然し今はただ一色に穢れはてた、肩揚のある綿入を着て、グル/\卷にした髮には、よく七歳八歳の女の子の用ゐる赤い塗櫛をチョイと※して、二十の上を一つ二つ、頸筋は垢で眞黒だが顏は圓くて色が白い……。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
赤縞の、然し今はただ一色に穢れはてた、肩揚のある綿入を着て、グル/\巻にした髪には、よく七歳八歳の女の児の用ゐる赤い塗櫛をチヨイと※して、二十の上を一つ二つ、頸筋は垢で真黒だが、顔は円くて色が白い…………。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫