十人並み
じゅうにんなみ
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
average (ability, looks, etc.)
文例 · 用例
自分がだらしがなくて、人には正確を要求する十人並みの人間のすることとは全く反対であったのである。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
たまにちよツと十人並みのが來たと思へば、どこかの裁判所出張所の書記といい仲になつてゐたのだが、向ふの親が許さないのを恨み歎いた女だ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
十人並みの殺人鬼として記憶されるのは本意ではありません。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
「お前も知ってのとおり深田はおら家などよりか身上もずっとよいし、それで旧家ではあるし、おつねさんだって、あのとおり十人並み以上な娘じゃないか。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
豊の器量は十人並みである。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
多分父は吊合いを考えて、年がいっていて、器量の十人並みなお豊さんをと望んだのであろう。
— 森鴎外 『安井夫人』 青空文庫
何事も独りで噛みしめてみる私の性質として、表面には十人並みな生活を生活していながら、私の心はややともすると突き上げて来る不安にいらいらさせられた。
— 有島武郎 『小さき者へ』 青空文庫
細君はなるほどもう色は衰えているが、娘盛りにはこれでも十人並み以上であったろうと思われる。
— 田山花袋 『少女病』 青空文庫
作例 · 標準
特別な才能はないけれど、十人並みには働ける自信はあります。
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