海王
かいおう
名詞
標準
文例 · 用例
重力の方則は海王星の軌道以内には適用されるが、固体分子間の距離においても同様であろうか。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
それは紗の面布のようにすぐ近く唇にすすって含めるし遠くは想いを海王星の果てまでも運んで呉れる。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
ルベリエが海王星を発見したのも、天王星の運動を精細に知りその運動の説明しがたき小不規則を怪しんだからの事である。
— 寺田寅彦 『知と疑い』 青空文庫
たとえばあまりに有名なルヴェリエの海王星における、レーリーのアルゴンにおけるごときものである。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
「支倉君、君はボーデの法則を知っているかい――海王星以外の惑星の距離を、簡単な倍数公式で現わしてゆくのを。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
甲冑武者が階段廊の上へ飛び上っていて――、召使は聞えない音を聴いているし――、それから拱廊では、ボードの法則が相変らず、海王星のみを証明出来ないのだがね」 そういう驚くべき独断を吐き捨てて、法水は検事が書き終った覚書を取り上げた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
アダムスが海王星を発見したというのも、残余の現象は或る未知物の前件である――という、この原理以外にはないことなんだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
この事件では、算哲が海王星なんだぜ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫