背肉
せにく
名詞
標準
文例 · 用例
和金の清洒な顔付きと背肉の盛り上りを持ち胸と腹は琉金の豊饒の感じを保っている。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
「どうぞ背肉をお取り下さいませ!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
古来英国の貴族及び旅人は埃及に於て猟の組合を組織してを嗜み、英人の背肉を食ふに反して、の脚を炙るを見て、英人は冷笑すと。
— ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 『鰐』 青空文庫
想ふに将来我国人は背肉をも脚肉をも食するならん。
— ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 『鰐』 青空文庫
205爐火のほとりに大なる卓を据えたるアキリュウス、羊の背肉、山羊の肉、脂肪の光澤々の家猪の肥鮮の豐肉をとり/″\これの上にのせ、*アウトメドーンを手助けに勇士親しく肉を割き、薄身に切りて幾條の串に貫き了すれば、 210メノイチオスの勇武の子、炎々強き火を燃す。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
鋭い銛先が狙い正しく鯨の背肉を縫ったのだ。
— 佐藤垢石 『鯨を釣る』 青空文庫
頭と腹の部分とを食い残し、背肉ばかりを食うようなのは言語道断で、せっかくの鮎も到底成仏しきれない。
— 北大路魯山人 『鮎を食う』 青空文庫
薄身と背肉とは、全然質がちがってる。
— 北大路魯山人 『西園寺公の食道楽』 青空文庫