将軍職
しょうぐんしょく
名詞
標準
the shogunate
文例 · 用例
岩倉説勝を占めて、その翌日慶喜に対し、将軍職辞退の聴許があり、更に退官納地を奉請するように、諭されることになった。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
彼は将軍職を、朝廷のために不義不逞の徒を討伐する役目で、幕府は独立して存在するのではなくて、朝廷のために存在するのである、と大義を説いてゐるのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
後に将軍職を承け継いだ三男|長丸(秀忠)はちょうどこの年に生まれ、四男|福松丸(忠吉)はその翌年に生まれた。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
あらためて言うまでもなく、八代将軍吉宗は紀州から入って将軍職を継いだ人で、本国の紀州にあって、若いときから常に海上を泳いでいたので、すこぶる水練に達している。
— 岡本綺堂 『鐘ヶ淵』 青空文庫
此一ヶ条さへ被行候得バ、かへりて将軍職は其まゝにても、名ありて実なけれバ恐るゝにたらずと奉存候。
— 慶応三年十月十日頃 後藤象二郎あて 『手紙』 青空文庫
(中略)其の最後にお勝が腹に末女を挙げさせしは、既に将軍職を伜に渡して、駿府に隠居せし身にて、老いても壮なる六十六歳の時なりとぞ識られける。
— 芥川龍之介 『大久保湖州』 青空文庫
つづいて同月二十四日、慶喜は更に将軍職をも、辞退したき旨奏聞したが、これは保留ということになった。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
元禄時代の将軍家、館林の綱吉様が、ある時お手に入れられた所、間もなく江戸城お乗込み、将軍職に就かれたそうだ。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自ら望んだわけではなく、運命に翻弄される形で将軍職を継いだ。
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十五代続いた徳川の将軍職も、大政奉還によってついに幕を閉じた。
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将軍職に伴う重圧に耐えかね、彼はたびたび静養を求めたという。
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