印綬
いんじゅ
名詞
標準
(ribbon of) an official seal
文例 · 用例
平民から一躍して大臣の印綬を握む事の出来る今日ぢやぞ。
— 内田魯庵 『貧書生』 青空文庫
そこで後漢の初めたる建武中元二年に支那に交通した統一的國家の首領は即ち委奴國王の封號を受け、漢の印綬を領するに至つたものと思はれる。
— 内藤湖南 『日本上古の状態』 青空文庫
と註し、同じく四十年の條に魏志云、正始元年、遣建忠校尉梯携等、奉詔書印綬、詣倭國也。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
しかも往年の高平太が一躍して太政大臣の印綬を帯ぶるや、彼等は彼等を囲繞する社会に、黄金の勢力を見、紫綬の勢力を見、王笏の勢力を見たり。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
これらの倭人は統一なき数多の小国家に分れて、所謂百余国を為し、各自王と称して、漢と交通を開いたものであったが、中にも今の筑前博多地方にあった奴国の王は、後漢の光武帝の時に入貢してその冊封を受け、印綬を賜わったことが後漢書に見えている。
— 喜田貞吉 『国号の由来』 青空文庫
掖邪狗等壹拜率善中郎將印綬。
— 陳壽 『魏志倭人傳』 青空文庫
彼を生けどって都へ差立て、さらに梁山泊をも突き破れば、一躍大功名、将軍の印綬はかたいぞ」「む。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
あの剣は、その印綬というてもよい物です」「…………」「だが、こんなことは、めったに口に出すことではない。
— 桃園の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
現代ではあまり見かけないが、昔の官吏は位を示すために「印綬」を佩用していたそうだ。
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叙勲の儀式で、天皇陛下から代表者に「印綬」が授けられた。
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ウィキペディア
印綬(いんじゅ)とは中国に於いて臣下に対して印章を授けることによって官職の証とした制度の事である。印は印章、綬はそれを下げるためのひものことであり、この組み合わせにより一目でどのような地位にあるかがわかるようにされていた。
出典: 印綬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0