凡手
ぼんしゅ
名詞
標準
mediocre ability
文例 · 用例
それをこのくらいにまでまとめ上げるのはやはり凡手ではできないであろう。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
惜しむらくはその職人の名が伝わっていないが、彼は決して凡手ではなかったと見えて、その細工は甚だ巧妙に出来あがって、寺の西の軒に高く置かれたのを遠方から瞰あげると、さながらまことの龍のわだかまっているようにも眺められた。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
泳いでゐる小魚が一尾づゝ己れの影をここでは魚自身の観念体としての影を、ひつぱりながら遊泳してゐる詩味は凡手の到底着想し得ないところであらう、水草をもまた生きたものとして生活させてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
東京朝日に出た『波の上』なども、新聞で毎日読んでは冗長なやうな気がするけれども、男女のもつれを二条はつきり出して見せたところは、凡手の及ぶ所ではない。
— 田山録弥 『自他の融合』 青空文庫
実際一面からいえば、痒いところへ手の届くように書きこなされてあるのであって、これは到底凡手の企て及ばざるところである。
— 小酒井不木 『「マリー・ロオジェ事件」の研究』 青空文庫
蓮花の茎が入り乱れて抽でている下に鷺を配したところも凡手でなく、一種重厚な、美を貫く生の凄さに似たものさえ、その時代のついた画面から漂って来るのだ。
— 宮本百合子 『蓮花図』 青空文庫
これらも凡手段の及ぶ所でない。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
落花を画いて置きながら桜の樹を画かずかへつて柳をあひしらふた処は凡手段でない。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
作例 · 標準
He possessed *bonshu*, enough to get by, but not enough to truly excel.
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The manager recognized that while his team had *bonshu*, they lacked exceptional talent.
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She feared her own *bonshu* would prevent her from achieving her career goals.
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標準
uninteresting (trivial, worthless) move (go, shogi, othello, etc.)
作例 · 標準
His opponent played a *bonshu*, a move that seemed to concede tempo.
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In chess, a *bonshu* can often be exploited by a more aggressive player.
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The commentator noted that it was a typical *bonshu* from the player, lacking creativity.
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