噤む
つぐむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
標準
to shut one's mouth
文例 · 用例
読んでゆく間に、もちろん感情は昂められたけれども、口を噤むほどのことはなくて、しまいまで読みつづけた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
お雪の答が濁ったのを、さてはとばかり、胸を跳らして口を噤む。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
不幸なことを謂や僕なんか随分………」と謂ひかゝツて、ふと口を噤むでお房は氣の無い顏で外の方を眺めてゐる。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
』 さう言つて了つて口を噤むと、何がなしに焦々した不愉快な氣持が滓の樣に殘る。
— 石川啄木 『硝子窓』 青空文庫
肩を怒らせ炯々と眼を光らせた子路の姿が遠くから見え出すと、人々は孔子を刺る口を噤むようになった。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
暫くして話に漸く油が乗って来たと思われる頃、突然、全く突然、老爺は口を噤む。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
もうこのへんで口を噤むことにしよう。
— 海野十三 『地球を狙う者』 青空文庫
(平九郎はあわてゝ口を噤む。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
作例 · 標準
余計なことを言って状況を悪化させないよう、ぐっと口を噤む。
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厳しい尋問に対しても、彼は頑なに口を噤んだままだった。
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秘密を守るために、墓場までこの事実は口を噤んで持っていく。
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