時を作る
ときをつくる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to crow at the break of dawn (of a rooster, etc.)
文例 · 用例
それも時を作るのぢやあない、物に驚いたやうに鳴いて騒ぎ出したんです。
— 岡本綺堂 『赤い杭』 青空文庫
今も元旦にその鶏がここで時を作るという。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
星や、日、月、雲などについて種々の卜占法の口伝があるように、鳥類のある物たとえば烏などについては特殊の口碑があって、その啼き音に吉凶の意味ある物と考えられて居るが、鶏のみはこの種の口伝を持たぬとあって、あるアイヌ人が鶏の宵啼きや、牝鶏の時を作るを忌むを不審した由を記された。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
鶏犬の声は平和のシムボルでありますけれど、鶏は時を作るものだが、犬は時間を知らせるものではありません。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
にわとりがときをつくるような音を出すこともできる。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
鶏も鳴かぬ中に、出来あがりさうになつたのを見たばんじようは、鶏のときをつくる真似を、陰に居てした。
— 折口信夫 『河童の話』 青空文庫
生き残った雄鶏が元気なときをつくると、やがて夜はほのぼのと明け放れました。
— 海野十三 『崩れる鬼影』 青空文庫
雄鶏がときをつくる時のように、上を見上げて意気揚々としてダンスを踏みました。
— 佐藤春夫 『オカアサン』 青空文庫
作例 · 標準
夜が明ける頃、鶏がコケコッコーと時を作った。
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遠くで鶏が時を作る声が聞こえ、一日が始まった。
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まだ暗い早朝、一番鶏が時を作って皆を起こした。
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