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手付

てつけ
名詞
1
標準
deposit
文例 · 用例
やがて使ひ終つてその妻楊子を彼の前にある灰皿の中に放つた時、フツと彼は彼の死んだ父親を思ひだした、その放る時の手付や気分やが、我ながら父親そつくりだつたやうな気がした。
中原中也 古本屋 青空文庫
主客総立ちになって奇妙な手付をして手に手に団扇を振廻わしてみてもなかなかこれが打落されない。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
その五両を徳兵衛の前へ出して左膳、T「手付が五両」 それから、T「残金は夕方に持参する」 と言って立ち去ろうとしたが振り返って徳兵衛に、T「買った以上は身共の品」T「夕方迄確かに貴様に預けたぞ」 と、念を押す。
山中貞雄 なりひら小僧 青空文庫
令嬢は相手の目の内に現われたる怪訝、恐怖を排し去らんとする如く、拒む手付を為して。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
次には同じようにして吸口の方を嵌め込み叩き込むのであるが、これを太鼓のばちのように振り廻す手付きがなかなか面白い見物であった。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
ともすると、弱々しげな手付をして、しきりと 手真似をするのでしたが、その意味が、つひぞ通じたためしはなく、あわれげな 思ひをさせるばつかりでした。
亡き児文也の霊に捧ぐ 在りし日の歌 青空文庫
ごとごとと溝板を踏み乍ら、勝手の方から濡れ手を拭き拭き駈けて来た下女のおすめが周章ててランプの心を馴れた手付きで捻じ細めた。
岡本かの子 かやの生立 青空文庫
」(硫安を入れるときの手付をする)「もうし。
郷土喜劇 植物医師 青空文庫
作例 · 標準
このマンションを購入するために、まず手付を支払った。
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彼は気に入った車に手付を打って、契約を済ませた。
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「この絵画、買いたいんだけど、手付を払って取り置きできる?」
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

手付(てつけ)とは、契約時の付随的合意に基づいて交付される契約の成立または契約の効力に一定の法的効果をもつ金銭等。

出典: 手付 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0